No.1
ロシア系の習慣で、死者が出ると、その通夜には喪主の家に集まって会食がひらかれる。食卓には、ウォッカが注がれた一個余分のコップとパンが、亡くなった方の食事として並べられる。
場所:トルクメニスタン
No.2
武蔵大里群(現、埼玉県)では葬儀で僧侶が読経するあいだ、一本箸でご飯を食べる風習があった。こうすると死者が寂しくないという。
場所:日本 関東地方
No.3
「アマゾンのヤノマミ人は、蟻葬」と言って、死者をバナナの葉にくるみ、白蟻の塚に放り込んでいた。蟻が死者を食べつくすのを見計らい、塚を焼いて精霊になったことを神に報告していた。
場所:アマゾン
No.4
フランス・ブルターニュの民間信仰では、人が死ぬと魂が抜け、ハエになると考えられていた。また、フィリピン・スーロッド人は、死者はコオロギになると信じられていた。しかし、遺族たちが死の儀式に失敗したときには、死者が罰としてコオロギにされる場合もあるようで。。
場所:フランス・フィリピン
No.5
ゾウが群れで移動していて、他のゾウの遺体を発見すると、葉や草で遺体を覆うことが目撃された。また、飛んできた4羽のカササギが、死んでいる1羽のカササギの遺体の上にくわえてきた草をそっと置いている様子も。4羽はまるで「黙祷」するかのように佇み、しばらくして飛び去ったという。
場所:地球
No.6
古代日本・五行思想では、死者は地底世界にいくと考えられ、黄泉の地底世界に行くことになってた。黄泉は島根県にある「黄泉平坂」という坂道で、現世とつながっていたそうです。
場所:日本 中国地方
No.7
『魏志倭人伝』によれば、3世紀の倭人は「人が死ぬと棺の中にいれ、土で封して塚をつくる。その後、十余日は肉をたべない。喪主は哭泣し、他人は歌舞飲酒につく」と書かれている。
場所:邪馬台国
No.8
道教では人が死ぬと魂は抜け、残った肉体は「魄」(ぱく)となる。これが恨みを残したりすると魂のない魄の妖怪=「キョンシー」(僵尸)になる。
場所:中国
No.9
昔は嫁入りする時に故郷から柿の木を持ってきて家の裏に植えた。嫁が死ぬと、その柿の木を柴にして死体を火葬にしたという。
場所:日本 関西地方
No.10
アンデス山中に住むピロ人は、死者の霊は死んでからも住み慣れた場所を彷徨して、パパイヤを食べると信じられている。
場所:ペルー
No.11
ジョージア州アトランタは車社会なので、葬儀会場の側面がガラス張りになっていて、一般会葬者は車に乗ったまま、ガラス越しに遺体を眺めて最後の告別ができるところがあるそうです。
場所:アメリカ
No.12
アボリジニでは、死者を土葬にする。10ヶ月経つと土を掘り返し、まだ骨に残っている肉を削ぎ取り、親族で焼いて食べる。死者の残った肉を食することで、その人のパワーを引き継ぐと考えられている。
場所:オーストラリア
No.13
アメリカには蘇生が可能になる未来まで、人間を冷凍保存する会社があるという。すでに70人ほどが冷凍保存されおり、全身は20万ドル。頭部のみは8万ドルで冷凍保蔵が可能なようです。
場所:アメリカ