死生観光トランプ(ドクロ)

No.1

エクアドルのヒバロ人は、かつて首狩の風習があった。殺した人間の首を煮沸、乾燥して干し首にする。祭礼の飾りだが持ち主が死ぬと、その首飾りも副葬品として埋葬した。一時期は土産物として売られていたようです。現在は法律で禁止されている。

場所:エクアドル

No.2

アイルランドの民間信仰では、死後に肉体から魂が離れると、魂はチョウになると考えられていました。

場所:アイルランド

No.3

死者が80歳以上の場合、「天寿全うの大往生」と捉え、慶事と考える。また、葬儀は一生に一度の最大行事として盛大に行われた。かつて、富豪の葬儀ではストリップなども行われたが、さすがに度が過ぎると禁止された。

場所:台湾

No.4

遺体を凍結乾燥させて粉砕。その後は肥料にして、土へかえし草木の栄養となる新しい埋葬法「プロメッション」。遺体を大地に還そうという究極のエコな葬儀が考えられていた。

場所:スウェーデン

No.5

ミスキト族は、死の予告が夢の中で現れると考えられている。

場所:ホンジュラス

No.6

オトミ人は、死者が出ても喪家の前を動物が通り過ぎるまで遺体を埋葬をしない。動物が通ることが天使が家に到着したことを意味し、その天使が死者の霊を天国に連れて行ってくれると信じられているため。

場所:メキシコ

No.7

エスプリッツ・サント島では昔の伝統生活を保持する「ナグリアメル運動」というものがあり、人が亡くなっても埋葬をしないで家の中の穴に堀り、ミイラとして安置して一緒に生活する。

場所:バヌアツ

No.8

オヒンバ人は、葬儀の際には羊が生贄として弔問客にふるまわれる。羊の胃袋は故人の後継者がネックレスのように身につける。

場所:ナミビア

No.9

マノボー人は、死んでも何も変わらない、という考え方。死の国「イブー」があるが、それは現世の延長線上にある世界という。そこでも結婚したり、子供を産んだり、仕事をしたりして、日常の生活が永遠に続いていく。

場所:フィリピン

No.10

西アフリカ・エド人は、人間はこの世とあの世を14回輪廻すると考える。そのあいだに霊は創造神に語りかけ、その承認を受けて、あの世の祖先に合流するという。

場所:ベナン

No.11

かつて、遺体は指定した場所に運んで野性の狼、狐、禿鷹など食べさせる曝葬(ばくそう)が行われていた。3日以内に骨を残して綺麗に食べ尽くされると人徳があると言われていたよう。

場所:モンゴル

No.12

イスラームでは「審判の日」に大天使ガブリエルがやってきてラッパを吹くと、死者は全員蘇る、と信じられている。復活後には、神アラーの審判があり、善行者は平安を与えられるが、信仰が不真面目だった者は永遠の苦を与えられるようです。

場所:中東

No.13

儒教の考えが根付いており、儒教には葬式での「哭礼(こくれい)の儀式」というしきたりがある。親を亡くした子どもは悲しみのあまり声を出して泣くことができないので、周囲の者が代わりに大声を上げて泣いたのが習慣となった。また、日本全国各地でも「泣き女」を雇う集落もあり、葬儀で大袈裟に泣くことで故人の霊を慰めると信じられていた。給料は米で、「五合泣き」「一升泣き」「三升泣き」「五升泣き」と米の量によって泣き方が変わったという。

場所:韓国

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